LISTENING JOURNAL

beyerdynamic DT440 Edition 2007・DT660 Edition 2007・DT860 Edition 2007

· ヘッドホン · audioman

過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。

beyerdynamic DT440 Edition 2007

極めて落ち着いた渋い雰囲気を持ち、比較的明るい音素を持つAKGとは異なるどこか陰性な音色付け。
比較した上位のヘッドホンに比べると、細部が不明瞭で解像度に劣るが、それが一層陰性な抑揚感を引き出しているように感じられる。
また、DT770PROやDT990PROよりも重心は低く、その分尚更中高域が霞掛かる。
DT770PROやDT990PROはそこから高域が抜けてくるが、beyerdynamic DT440 Edition 2007は抜けてこない打ち止め感が有り、若干の不満が残る。
しかしながら、却ってどんよりとしたある種のリラックスを誘う独特の悲哀感を伴う眠い音色が個人的に壷にはまったヘッドホン。

beyerdynamic DT660 Edition 2007

密閉型であるが、開放型の様な感覚で音楽を楽しめる。
DT860 Edition 2007とそうは変わらない出力加減。
装着感も比較2機種に若干劣るものの比較的良好である。
音色はDT440 Edition 2007に比べるとメリハリが有り鮮明で、若干刺激的な高域を持つ。
解像度もそこそこに有るが、低域は密閉型にも拘らず並以下。
音色の出が開放型に近い所に特徴がある。

beyerdynamic DT860 Edition 2007

beyerdynamic DT440 Edition 2007の上位機種だが、こちらの方が音色にメリハリが有り、解像度も明らかに上である一方で、独特の陰性な部分が幾分影を潜め、若干陽性に感じる。
また、DT660 Edition 2007とは密閉型と開放型との特性の違い以外は、そう大きい変化を感じないが、音の抜けはこちらが有利。
その他の点はいまいち違いが解り辛かったヘッドホン。
個人的には、密閉型のDT660 Edition 2007が面白いと感じた。