LISTENING JOURNAL
真空管の寿命
過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。
真空管の使用時間が1000時間を超えたので、前段球をスペアのNOS管と交換し、音質を比較してみる。
NOS管は押し出し感に優れ、音素の粒立ちが良好で、スムーズかつしゃきしゃきしたキレのある傾向であるが、1000時間以上使用した真空管は僅かに音素の凹凸が失われている。
また、次段のValvo ECC85のゲッターは十分に残っている一方で、プリ管のMullard CV4010のゲッターは僅かな消失が見られる。
しかしながら、よっぽどシビアに音質を追求している人でなければ、音色を聴く限りなんら支障の無い程度である。
真空管の音質的な寿命を少なく見積もって、1500時間で算定していたけれど、どうやら当てが外れそうな位に長持ちしそうな感じがする。
次は2000時間を経過したらレビューを追記したい。
使用時間を正確に測定している訳ではないけれど、恐らくは1800時間~2000時間を経過したものと思われる。
前段球を同一銘柄のNOS球と交換してみると、低域の沈み込みの深さと粒立ちの良さが明らかに欠如しているのが解る。
またフォーカスが甘くなっている為、音色の濃度が薄まったように感じる。
特にプリ管がドライバー管に比べて著しく劣化している様である。
真空管としてはまだまだ使用できるのであろうが、音質の劣化を認めながら使用したくは無いので、交換すべき時を迎えたと判断したい。