LISTENING JOURNAL

RCA 6GU7 NOS/Raytheon 6GU7 NOS/Sylvania 6GU7 NOS/NEC 6FQ7 NOS

· 真空管アンプ/真空管 · audioman

過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。

6N1(6N1P)の代用球として、6CG7、6FQ7を使用している方を見付けたので、物は試しと6CG7のシールド無しバージョンとされている6FQ7を2本だけ購入してみた。

さらに、6CG7または6FQ7が使えるなら、増幅率が低いだけの6GU7も動作するだろうと思い、複数本入手。

なお、メーカーが動作保障していない真空管への差し替えは自己責任となりますので、念の為申し添えておきます。

6CGC7/6FQ7/6GU7音質比較レビューその1

NEC 6FQ7

中域がフォーカスされたややメロウな傾向の音色。

音素に濃さがあり、少しだけふわっとした空気感も持つ。

決してノイズが聴こえる訳では無いが、重心が低くて落ち着きのある6GU7と比べるとざわついている感じがする。

RCA 6GU7

中域がフォーカスされた幾分甘い傾向の音色。

音素に濃さがあり、低域が力強い。

ボーカルが前に出る。

NEC 6FQ7よりもノイズレスで解像度が高く、メリハリがある。

シールドを持たないことが絶対的な性能差とはならないと言わしめる様な静けさがある。

Raytheon 6GU7

管壁にmade in japanの記載あり。

国内メーカーのOEM品と思われる。

RCA 6GU7よりも少しだけ線が細くすっきりとした伸びやかな音色。

中域がフォーカスされた幾分甘い傾向。

音素に濃さがあり、低域が力強い。

こちらもボーカルが前に出る。

今回比較した6FQ7、6GU7の中で最も分離が良くノイズレス。

Sylvania 6GU7

中域がフォーカスされたお砂糖多めなスウィートな音色。

比較した6FQ7、6GU7の中で最も甘い。

音素に濃さがあり、低域が力強い。

ボーカルが前に出る。

6N1(6N1P)と比較すると6GU7は低域に力強い躍動感が有り、中域が厚く、高域の響きが少なくなる印象です。

中域重視のややメリハリ調の音色となりますが、ノイズに強くボーカル帯が甘い(むしろ甘ったるい)特徴を持つので、女性ボーカルを心地良く聴く事が出来ます。

また6GU7は人気が無く安価に入手可能なので、その性能の良さに比して、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

しかしながら、代用球として十分な長所を持つ反面、真空管自体がかなり熱くなるのが、不安の種です。