LISTENING JOURNAL
ROTEL RB-1080
過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。
ROTEL RB-1080
以前レビューしたプリアンプROTEL RC-1070のグレード的に対となるパワーアンプ。
名機ROTEL RB-1090の弟分。
後継モデルはROTEL RB-1582。
因みにROTEL RB-1080とROTEL RB-1582の両方を持っている人が言うには、RB-1582はRB-1080と内部構造がほぼ同一であり、音色も似通っていて、RB-1582はRB-1080の弱点であった筐体の剛性と電源部を改善したバージョンみたいなものらしい。
ROTEL RB-1080の音色のレビューは以下のとおり。
泣く子も黙るダンピングファクター1000のスピーカー制動力。
大出力のアンプだが小音量での再生にも強い。
音素の分離が良好で適度な芯が残り、エッジは丸みを帯びている。
解像度が高く独特の透明感を持ち、静けさも表現できる。
制動力に長ける為、スピーカーから放たれる音像の定位が上昇し、立体的な表現に優れる。
店舗試聴では耳に残らない、穏やかで落ち着いた地味な音色だが、適度な艶があり余韻が美しい。
音色は、プリアンプのROTEL RC-1070と同様の傾向を持つものの、色付けは一層少なく、低域の量感が豊富で、中域がやや張り出す。
また、中低域の音素に濃さがある反面、高域が少し薄く感じる。
なお、ROTELはモデルチェンジまでの期間が他社に比べると大幅に長い為、生産時期によって微妙に仕様が異なっているので、注意した方が良いだろう。
音素が繊細で柔らかく艶のある音色と聴き疲れの無い自然な音色に、真空管アンプと通じる何かを感じる。
練り上げられた音質を持つ安価だけではないパワーアンプ。