ALR/JORDAN ENTRY SI

 音離れが良くその小さなサイズでもバランス良く音楽を奏でるスピーカー。地味な奴が元気良くグラウンドを走り回っている様な音。巷ではかなり評価が高い一品。

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ALR/JORDAN ENTRY M

 抜群の評価を得ているエントリーSより一回り大きくなった分低域の出が良い。少し陰気な雰囲気のある音色とメタルウーハーの音離れの良さが魅力。艶の有る濃い音色を奏でるアンプと合わせたいスピーカー。

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ALR/JORDAN ENTRY L

 スピーカーを色々と切り替えて遊んでいたら、ふと耳に止まったスピーカー。以前聴いた時はそれほどでも無かった気がしたが、DENONのセットでしっかり鳴らしてみたら程好く艶が乗って悪くは無かった。若干暗めの音色で艶はほんのりと乗る程度だが、音離れは良好で、国産スピーカーの生真面目さとは違う真面目な音作りを感じる事が出来た。音のあまり拡がらない安いトールボーイだけれど、地味に平均点以上の仕事をしていて、好感が持てた。

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ALR/JORDAN Classic5

 ALR Classic5は繊細な音色。抑揚感と細やかな音色を優しく再現する。おとなしい感じがするが、芯ははっきりしている。音がガツンと前に出てくるのではない所がclassicと名付けた由来なのだろう。

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MONITOR AUDIO BRONZE BR2

 硬めの音。若干艶が乗る中高音が魅力的。雑味分が多く低音は少し苦手かも知れないが、価格的に考えればコストパフォーマンスは高い。

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MONITOR AUDIO SILVER RX2

 音離れが良く快活で明るく艶やか。 音素も軽すぎる事無くウエット過ぎず、解像度も価格帯なりで、低域の量感も良好。 面白みに少々欠けるが、出来が良く平均的なバランスを併せ持つのがMONITOR AUDIOのRシリーズなのは、今も変わらない。 ポップスを中心にオールジャンルを聴く場合は、その万能さが強みとなる安定したスピーカー。

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MONITOR AUDIO SILVER RX6

 あまり太くない線の軽快な音色で、程良い艶と銀線の特徴を強く感じるスピーカー。 比較的中庸で、平均点以上のバランスの良い印象ではあるものの面白みに少々欠けるかも。 こちらも筺体のサイズ的にスケール感は控えめ。同社RX8も同様。

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MONITOR AUDIO SILVER RS8

 低音に飽和的雑味成分を多く含むBRシリーズとは違い、僅かな艶と若干の細さを感じるスタイリッシュで聴き易い音色である点は前作から異ならない。そして何より、一層の深みがプラスされたのがRSシリーズの特徴であろう。また、低音の量感はかなりのものがある。同価格帯の他のスピーカーの方が、はっきりとしたアピールポイントを持っているのに対し、少し控えめだがよく聴いてみると決して侮れない存在だと云う事に気が付かせてくれる逸品。正にシルバーの名の通り、上品でかつささやかさに人を惹き付ける魅力を持った対応ジャンルも広い優秀なスピーカー。

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MONITOR AUDIO GS10

 ゴールドリファレンスの後継ゴールドシグネチュアー。前機種については解像力も抑揚感も素晴らしいものがあったが、僅かに艶が乗った位の音色付けの少なさに優秀なスピーカーだけれど、逆にそれがつまらないなぁと感じていて、同価格帯では他に明確な特徴のあるスピーカーが沢山ある中で、正直な所私の中では埋もれてしまっていた。しかしここにきて後継ゴールドシグネチュアーは、音色こそ大きく異ならないが、この詰まらないと感じた所を若干改善してきている様に感じる。アンプに十分艶のあるものを選ぶとなお良いだろう。細かい所の抑揚まで再現する段違いの再現性と解像力。RSよりもほんの僅かにおっとりしている品格のある音色。聴けば聴く程違いの見えてくる音。モニターオーディオのゴールドシリーズに価格分の良さを理解し始めたら、きっと一通りのスピーカーを聴いたと云う事になるんじゃないかな。

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Monitor Audio Gold GX100

 高解像で音離れが良く、ブライトで開放的な音色。 リボンツィーターの織り成す色彩の濃い厚みを感じる高域が魅力。 優等生過ぎてアピールポイントの薄かった旧Goldシリーズとは異なり、良い意味での個性を得た。 DALIのIKONがMK2になって凄く良くなったと感じたけれど、Monitor Audio GoldシリーズもGXになって随分と良くなった。 Monitor Audioの新しいデファクトスタンダードに成り得る秀作スピーカー。

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MONITOR AUDIO GS20

 豊かな低域と艶も伸びも充実した中高域。低域は凄まじく出るので要注意。分解能も高く解像的だが、ゆったりとした実在感をも併せ持つ極めて優れた逸品。何よりも実在感のある音像を再現するのが巧み。性能から考えれば、価格も低く高い次元でのコストパフォーマンスに優れたスピーカー。

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QUAD 11L

 7層ラッカー、ピアノフィニッシュ仕上げの手間隙の掛かった宝石の様な魅力のあるスピーカー。しっとりと濡れた音色。音自体は若干厚めで、細めの音を出す英国系のアンプとの相性が良い。解像力も高く、分離感も良し。低音は他のブックシェルフ型に比べても、サイズを超えて出る。人によっては大音量で聞いた場合に、高域にキツさを感じる事がある。小音量派には、文句の無い巷での評価もずば抜けて高い逸品。

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QUAD 21L

 超ハイコストパフォーマンスを魅せる11Lを世に出したQUAD。こちらはその12Lのトールボーイタイプ。若干11Lで感じられたメリハリの感が薄れ、その分穏やかに音楽をゆったりと鳴らす。また、基本的な音色の良さは変わらずに、大きくなった分さらに低音がよく出る為、スケール感の向上が目覚しく、低域にコシが入り実在感の再現性が増している。この機種もまた値段の割りに素晴らしく出来が良くお勧め。

QUAD L-ite

 メリハリのある音色。11Lや21Lのしっとりした奥行き感のある音色には乏しい。その為か、若干荒々しく聴こえた。L-iteはAV向けと言う事なので、この手の音色付けで良いのだろう。

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QUAD 11L2

 中高域の繊細感と抑揚感が素晴らしい。QUAD 11Lが濃い目の音色であったのと比べると若干さっぱりした印象。12L2も同様に感じたので、間違いは無いだろう。低音の量感は少ないが、ブックシェルフだからと割り切って考えると極めて良いスピーカー。QUAD 11L2から見ると11Lは若干こってりとしていて、メリハリ感が強い。ついでに21Lと比べて試聴したが、中高域は11L2の方が1ランク上と感じた。ボーカル帯の再現力並びに低域はトールボーイタイプの21Lに分があり、また重みとコシが加わる為、全体のスケール感はこちらの方が上。ただ、21Lは低域がゆったりめなので、是非とも21L2を日本でも発売して欲しいものだ。

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QUAD 22L2

 極めて繊細で上品な音色。前作22Lに比べると濃厚さが僅かに減退するが、一方で繊細さとクリアさ、サウンドステージの見通しの良さが際立っている。そして、低域から高域に掛けての繋がりの悪さが改善されて、QUADらしい極めてバランスの良い質感の高い音色にQUAD Lシリーズの進化の程が伺える。価格がかなり上昇してしまったが、心に響いてくる瞬間は、前作よりも格段に増した感がある。

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QUAD 11L Signature(11L classic)

 QUAD 11L2の後継機。 11L Signature(classic)は、ウエットで艶のある音色の特徴はそのままに中高域が滑らかになった一方で低域の量感が抑えられた為、ざわつきが減り、品が良く洗練された穏やかな音色に変化した。 その為、11Lや11L2の持っていた低域の量感から来る躍動感、悪く言えば一種の粗さが減退し、何でも鳴らせるスピーカーからジャンルを選ぶスピーカーとなってしまった感がある。 女性ボーカルや小編成のクラシックには向いているが、11L Signature(classic)の音色は自分が好んだQUAD Lシリーズの音色とは異なっていた。

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B&W 705

 価格からすれば解像度が高めで、弦楽器の表現力が良い。高音にキツくなる癖があるが、バランスの良い優秀な音色のスピーカー。

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B&W 704

 モニター的音質のスピーカー。やっぱり高域に特徴がある。元気で快活に感じるのは、抑えないからであろう。CM7と違うと感じるのは、この点が大きく違い過ぎるからだろうな。高解像度で基本性能が良く、比較的値崩れしやすいので、初めてのトールボーイに狙い目な機種。

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B&W 685

 音色はモニター調だが、上位機種ほど精緻では無いため冷徹さを感じない。むしろほのかに暖色で明るく乾いていて、若干音素が軽い分、軽快でいて鳴りっぷりが良い。また、高域から低域までの分離感に優れ、定位の良さが際立つ。少し離れた所から見下ろす感じでサウンドステージが形成され、楽器同士の遠近感を楽しめるハイコストパフォーマンスな秀逸スピーカー。

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B&W 686

 B&W 600シリーズがモデルチェンジ。前モデルに比べて解像力もあり、音色は軽く快活に。そして、B&Wの高域が辛い私でも意識せず聴ける程に高域のきつさが幾分緩まった。一方で音色に重みが少々足らず、スカスカな感じがしないでもない。しかしながら、新しいこの680シリーズはコストパフォーマンス良く好印象で、前モデルに比べて大幅な音質アップを感じる事が出来た。

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B&W CM1

 柔らかい聴きやすい音色で解像力も高め。ただ、ヴェールを若干被せて柔らか味を出している様に感じなくも無い。しかし、そこがこのスピーカーの良さを引き出しているのだろう。705とは音がかなり違う。低価格のB&Wは高音がキンキンするので、聴いていられない私でも良いと思った程、B&Wぽくない。高級タイプに通じるものを感じる。もっと聴いてみたいと思ったスピーカー。

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B&W CM5

 ソースの粗や機材のグレードを忠実に反映する高解像度モニター系スピーカー。CM1よりも一層クリアで、音素のエッジが立っていて、かつ高解像度である為、身構えてしまうきらいがある。個人的にはエッジを丸めてくれるスピーカーが好みなので、B&Wを選択する事はないであろうが、音に対して真摯に向き合える正統派のスピーカー。容赦しないスピーカーで聴く本物の音楽の凄みを感じられる逸品。

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B&W CM7

 B&Wだが、高域がきつくならない穏やかな音色のスピーカー若干、オブラートを被せた様な優しさを感じる点は、CM1と異ならないB&Wの高域が嫌いな人は是非聴いてみて欲しい。同社同価格帯の704とは、全く目指す所が違うから。

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B&W CM9

 B&Wだが、高域がきつくならない穏やかな音色のスピーカー若干、オブラートを被せた様な優しさを感じる点は、CM1と異ならないB&Wの高域が嫌いな人は是非聴いてみて欲しい。同社同価格帯の704とは、全く目指す所が違うから。

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B&W 805SD(805 diamond)

 ダイヤモンドトゥイーターを搭載した805の最新バージョン。 長い時間、B&Wのトールボーイが鳴っていると思い込んでいて、振り向いたらB&W 805SD(diamond)だった。 かつて、そこには805Sが鎮座していたが、805Sでは、聴き間違えなかったくらいにブックシェルフとは思えない音素の拡がりとそれを支える低域のスケール感がある。 高解像モニター系で、中域がぶれずにびしっと定位しており、それに合わせて絶妙なバランスで高域と低域が配されている為、ボリュームを上げても破綻せず、聴いていて不安を感じる要素が無い。 むしろソースの粗が出ないかが心配になる。 音の分離にも優れ、B&Wらしく全域がそれぞれ自己主張しているものの心地良く音素が広く浮遊する空間を演出する。 音色は着色が少なくクリアでエッジも立つが、ほんの僅かに優しく柔らかみと艶が乗る。 横の拡がりだけでなく、縦の奥行き感も良好で、低域を制動出来るアンプと組み合わせて、このスピーカーであがりにしても何ら不足は無い異次元の万能スピーカー。

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CELESTION F30

最終モデル:CELESTION F38

 低価格トールボーイタイプ。まろやかな音で聴き易い。低音は緩めでボワンと弾む。しかし、でかくて安いだけだと思ったら、一聴して、その全域を通じたバランス驚くはず。さすがセレッション。

TANNOY MERCURY F2

 むちゃくちゃ安いが、そんなにひどい訳じゃない。音は軽く開放的。引き付けるものに欠けるが、ハイコストパフォーマンスな品。

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TANNOY MERCURY F1

 軽快というよりむしろ軽い。旧モデルよりも音に艶がある。解像度とかサウンドステージの実在感とか言い出すと、物足りないかも知れないけれど、音色のバランスが極めて良く、若干の温かみと丸みを帯びた紛れも無い音楽を聴かせてくれるスピーカー。片意地を張らずに楽しめる魅力がこの安いスピーカーには存分にある。

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TANNOY STIRLING/SE

 軽快で優しく包み込まれる音色。低音は豊潤に膨らむ。音像が大きく、良いブックシェルフでは歌い手の口がそこにあるかの様に感じるが、こちらは箱が大きいからか、姿そのものを感じる。一聴すると解像度が低い様に思われがちであるが、そんな事気にならない程音楽性が豊か。全体としての音のバランスが極めて良い。艶美さが弦、女性ボーカルを一層艶めかしく表現する。QUADを心地感じるなら気に入る人も多いかと思う。

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TANNOY TURNBERRY/SE

 見かけはSTRLINGより一回り大きいだけにしか思えないのに、こちらは重心が下がっている為、重く暗い音に感じる。同じくTANNOYトーンであるのに、全然違う。一般受けするのは、STARLINGであろう。その為かSTALINGの方が音が良いとする意見をweb上でも散見するが、こればかりは好みの問題じゃ無いかな。TURNBERRY/HEのいぶし銀の渋みを理解するには、私はまだ若過ぎる。

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TANNOY AUTOGRAPH MINI

 サイズの割りにお値段の張るスピーカー。先に聴いたスペンドールS3/5SE同様に英国系。ただ、こちらのAUTOGRAPH MINIは一層細かな音を拾う上、抑揚感の表現力が一段上。そして、S3/5SE程の可愛さは無いが、正統派と言える音色。スペースが無いけれど、妥協したくない人に是非。往年のタンノイサウンドを奏でてくれる。

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HARBETH HL Compact7ES-3

 柔らかくゆったりとした音色。好きな人にはたまらない。解像力もそこそこ高く、眠くなる優しさも持ち合わせるスピーカー。QUAD 11Lのメリハリを大分薄めると近くなるだろうか。上品で品のある音色。そして、暖かい。女性ボーカルに最適。そこにHARBETH(ハーベス)ならではの音がある。

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HARBETH HL-P3ESR

 HARBETH HL-COMPACT7ES3と切り替えても、再生している女性ボーカルCDの同じ箇所で「はっ!!」とさせられる。筐体の大きさが異なる為、低域の量感が足りずに全体としてのスケール感は出ないが、中高域の再現性が素晴らしく良い。 これほどまでに見事にミニマライズ出来るものかと感心する位であった。HARBETHの柔らかく温もりのある音色で聴く女性ボーカルの艶やかでウエットな揺らぎをこの小さな筐体は違わず表現出来ている。 正にHARBETHらしい名品スピーカー。

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SPENDOR S3/5

 木の芽を感じる若々しさと可愛さのある音色。弦楽器を楽しく朗らかに聴かせてくれる。解像力は価格帯を考えると決して高いとは言えないが、何とも言えないほのかな懐かしさと愛嬌が、ぐっと胸に迫る。メヌエットⅡ同様に小さいけれど、存在感のある銘機。

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KEF IQ3

 今までのkefのスピーカーの印象と言えば、拡がりはあるんだけど音の粒子が砂の様にさらさらと細か過ぎて、さっぱりし過ぎなんだよなと、あまり良くはなかったのだが、意外や意外、このスピーカーの作り出す音像とやらを垣間見てしまった。価格も安い方であるにも関わらず、音像型のスピーカーとして非常に優秀だ。音場より音像を求める人に是非聴いて欲しい。飛び散った細かい音の粒子が歌い手の存在を形作るかの様であった。小さなブックシェルフだが、上記の点を考えると、広いスペースが無いと厳しいかも知れない。以前聴いた時は、アンプとCDプレーヤーの組み合わせが悪かったのだろう。しっかりとした機器で聴くと、ちゃんと真価を発揮してくれる。若干大味だが、繊細な中高域とサイズの割りに量感ある低域は、ボーカルものやクラシックをバランス良く聴かせてくれる。kefの音色は他社のスピーカーとは大分異なるタイプだが、嵌る人には嵌るスウィートスポットを持っている。

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KEF IQ30

 思い掛けずDENONのPMA-1500AEとDCD-1500AEに繋がれたKEF IQ30を聴く機会に恵まれた。好みなのもあるのであろうが、KEF IQシリーズはいつ聴いてもやっぱり良い音がする。自身のIQ3とは、気のせいかも知れないけれど、僅かに解像度と高域の質感が上昇した感を覚えた。女性ボーカルや例えばケルト系の宗教色の強い楽曲については、引き込まれる程の一体感を感じる瞬間すら存在する。驚異的なコストパフォーマンスだけではない強みがこのスピーカーにはしっかりとある。

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KEF IQ9

 かなりの好印象だったIQ3と同系統の音色。定位の良さ、若干大味に感じる所はそのままに、違うのは低音の量感で、かなり大きく違う。IQ7との違いもこの低音の量感に尽きる。KEFのIQシリーズは、ばっちり填まると凄まじいコストパフォーマンスを魅せる一方で、外すと普通以上に悪くなる難しさを持っているだけに、一端的なレビューは難しいが、広めの空間によって真価を発揮する様に思うので、トールボーイタイプのこの低音の豊富な量感を支えきれるスペースの管理が問題となりそうだ。また、ONKYO A-977 C-777との組み合わせにより、素晴らしい音色を奏でていたIQ3だっただけに、線が細めで、柔らかくともしっかりとした芯を感じるONKYOのアンプとCDプレーヤーが、細かな音素を拡散するIQシリーズのさらさらとした砂の様な音の粒に芯を残してくれていたようにも思う。ONKYOで聴くIQシリーズはJAZZや女性ボーカルに大変良い。ばっちりはまったIQの音色には本当に驚くばかりだ。

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KEF IQ90

 KEF IQ9の後継機。基本的な特徴は旧機種から変わりが無いが、若干音色の解像度が上昇した様な感がある。軽快でかつ音素の拡散性に優れ、際立った定位の良さが人を惹き付ける。解像度自体は同価格帯の中でも優れている方では無いし、音素に若干の軽さを感じなくも無いが、それを補って余りある上記利点と音楽性の高さが魅力のスピーカー。なお、KEF IQ90になって台座が付くようになった為、見栄えも一層良くなった。

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KEF XQ20

 IQシリーズの上位機種。同価格帯のKEF IQ90と比較すると、音色の拡散性・定位の良さ等KEFの優れた特徴はそのままに、音素が精緻になり、かつ重みが加わったのが解る。IQの軽快さが生み出す開放感は減退するものの、気品を併せ持つ為、音色に高級感が生まれている。なお、KEF XQ20はブックシェルフタイプの限界かIQ90よりも低域に余裕が無いので、その点を天秤に掛ける必要があるだろう。

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KEF R100

 KEF Q300を試聴した際に並べて聴いたが、一聴して、解像度が価格差以上に優れているのを感じる。 メーカーの特徴でもある定位の良さは変わらずに、薄いベールが剥がれ、生々しさが上昇している。 そして、量感は劣るもののキレのある良質な低域が楽しめる。 ついでにMONITOAUDIO RX2、ELAC 243BEとも並べて試聴。 MONITOAUDIO RX2は、筐体の大きさの違いから全体のスケール感に優れていていたが音が硬めな為、低域の質感が高くて全体として音色に幾分の柔らか味を覚えるKEF R100の方が好み。 それから、ELAC 243BEと比べると、243BEの方が高解像で音色が濃く派手さがある。 低域はKEF R100の方がキレていて好印象。 筐体の大きさが似通っていることを考慮するとKEF R100にコストパフォーマンスの高さを感じた。 KEF R100は、定位に優れ高解像の中に幾分の柔らか味のある空気感も併せ持つバランスに長けた上質なスピーカーで、大変印象が良かった

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KEF R500

 Qシリーズよりも解像度が高く、繊細で低域のキレが良いRシリーズ。 またKEFのスピーカーに共通する僅かにふわっとした空気感を持っており、柔らか味を感じる。 その反面少しぼやっとした印象を持つかも知れない。 価格的なパフォーマンスは高めで印象は良い。 なお、比較試聴したELAC FS247BEの方がタイトでクリアで色味が少し濃く、直線的な音離れの良さがある。 ついでに聴いたMONITOR AUUDIO RX8に比べると、音離れの良さに劣るが、RX8は音色が明るく開放的過ぎるきらいがあり、低域も量感を優先している為、放つ音を吟味した感のあるKEF R500やELAC FS247BEの方が品位が高い。

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KEF Q300

 IQシリーズの後継モデル。 以前、KEF IQ3を所持していたけれども、Q300もKEFのスピーカーが持つ良さを踏襲している。 定位が良く、音素の拡散性にも長けていて、ボーカル帯の実在感が高く、音色に幾分の柔らか味を纏っており、低域に量感がある。 解像度は価格なりだが、トータルバランスは良く、パフォーマンスに優れたモデル。

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KEF Q700

 解像度的には若干粗めで、メリハリ感があるが、繊細で柔らかく聴かせるQシリーズらしい短所を短所として意識させない非常に上手く作られた価格対評価の良いスピーカー。前モデルの方が意匠的には好み。

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PMC TB2+SM

 低音の量感が凄い。ブックシェルフでここまで出すか!!という感じで、逆に下品な感さえする。PMCと云うメーカーは本来モニター系なので、スピーカーにあまり特徴付けしないと思っていたが、この低音は十分にこのスピーカーの特徴と言えるだろう。中高音は素直だが、低音は無理して搾り出した感じ。はっきり言って好みが分かれる音だと思うが、モニターライクなスピーカーが好みで、ロック、HIPHOP系に重点を置かれるなら、悪くないとは思う。

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PMC GB1

 このPMC GB1や同社FB1+というスピーカーは、繋いでいるアンプやCDプレーヤーの特徴を素直に表現する。高級機材を所有している方だと、それはそれはリアルな音色を聴かせてくれるだろうが、逆に低価格な機材に繋ぐと、アラが出てしまう、良くも悪くもあまりに実直なスピーカー。スピーカー自体はとても良い物で定価は高いが、割引率・値引率も凄まじい(よくセールに掛かるメーカー)ので、手が届けば考慮される価値は存分にある。高域から低域に掛けてのバランスが大変良く、特にスピーカー単体での不満は少ない秀逸なスピーカー。

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PMC TB2i

 高解像モニター系のスピーカー。 特筆すべきは幾分シルキーな中高域の滑らかさと低域の量感を併せ持ち、またモニター系であるにもかかわらず音素に木質な温もりを持つ点だろう。 木質と言っても、Victor SX-WD500の様なウッドコーンを連想させる楽器的な音色ではなく、ほのかに木の柔らかさと温もりを帯びた音色で、暖色の高解像モニター系スピーカーを望むなら選択肢に入れて欲しい納得のブックシェルフ。

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