LISTENING JOURNAL
RCA JAN 6AK5W NOS/GE JAN 5654W NOS/曙光 6J1 NEW
過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。
真空管アンプをボリュームMAXで使用するべきかどうかを調べる為、DENON PMA-1500SEのプリアウトを利用してYaqin MX-111Bに接続し、プリ側で音量を絞りYaqin MX-111Bのボリュームを最大にしてみた。
すると、真空管らしい響きが増大するもののやや混濁した印象が強くなり、ノイズの混入が見られた。
何より音色にDENONの特徴がもろに出る為、好みに大きく左右される。
また、低域の解像度が悪くなり鮮度感が悪化するのは、DENON PMA-1500SEとYaqin MX-111Bを比較した際と変わりない。
逆にS/Nが上昇する点、音場の拡がりが出る点が良くなったと感じる所。
そこでYaqin MX-111B単体に戻し、プリ部となる前段球を互換球に交換してみる。
6AK5音質比較レビューその1
RCA JAN 6AK5W
製造年不明
画像では解り難いけれど、左右の球で構造が異なる。
1本がGE JAN 5654Wのrelabeledで、もう1本がPhilipsECG(Sylvania)JAN 5654Wのrelabeled。
左右の構造が違うにもかかわらず、2本セットで売られていた。
GE JAN 5654W
1987年製造
中域が張り出していて、高域が埋もれるものの、ボーカル帯の肌理が整っており、暖色で滑らかな感じが出る。
全域を通じて色味が濃いが、響きを伴う高域の伸びはあまり感じられない。
サウンドステージがやや狭く感じられる。
逆に言うと、ボーカルが近い。
曙光 6J1
現行球
すっきりとした音色だが他の6AK5Wよりも音素が柔らかく、エコー感がある。
一方でその他の6AK5Wよりももやっとしていると感じるかも。
適度な艶と空気感を持ち、中庸でバランスが良く聴き易い球。
GE 5654W、曙光 6J1の性能はほぼ同等で、質感や音色付けが異なるだけの違い。
思っていた程の差は無かったけれど、いずれも意図された不自然な感じが無く、気分で使い分けると面白い。