LISTENING JOURNAL

Electro Harmonix 6CA7EH・Mullard EL34 reissue・JJ KT77・Shuguang EL34 真空管音質比較レビュー

· 真空管アンプ/真空管 · audioman

過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。

EL34/6CA7互換球音質比較レビューその1

今回は出力管の交換によって、音色にどれほどの差異が生まれるのかを検証します。

Electro Harmonix 6CA7EH(double getter version)

低域に量感があり、躍動感がある。

中域は柔らかくスムーズで滑らか。

高域は繊細だが、やや音素が軽い。

全域を通じて、ほのかに甘く、暖色。

解像度が高くサウンドステージが広い。

見通しの良さに優れる分、ボーカルとは少し距離を感じる。

Philips 6CA7を模しているらしい。

single getter versionも存在する。

Electro Harmonix 6CA7EHの購入はこちら

Mullard EL34 reissue(single getter version)

ロシアで生産されている現行生産品のMullard EL34で、NEW Mullardとも呼ばれる。

中域にフォーカスされた色彩の濃さと甘さを持った暖色の音色。

Electro Harmonix 6CA7EHは音素が柔らかい分、少しもやっとしたものを感じるが、Mullard EL34 reissueはクリアでスムーズである。

しかしながら、ボーカルが近い為、サウンドステージの拡がりがElectro Harmonix 6CA7EHに劣る。

S/Nが良好で静か。

Mullard EL34 XF2を模しているらしい。

また販売店によっては、xf4 versionだと記載してあったりする。

double getter versionも存在する。

Mullard EL34 reissueの購入はこちら

JJ KT77

高域が伸びやかで柔らかい空気を含む。

瑞々しい音色で、優しさがある。

透明感があり、どちらかと言うと寒色。

低域は量感に欠けるがキレがあり、印象は良い。

ボーカルは近い方で、サウンドステージの拡がりは、Electro Harmonix 6CA7EHに劣る。

Mullard EL34 reissueよりもメリハリを感じる音色。

GEC KT77を模しているらしい。

JJ KT77の購入はこちら

Shuguang EL34

Yaqinの真空管アンプに付属していた球。

適度に柔らかく、繊細さも持ち合わせているが、静けさの表現がいまいち。

もしかするとMatched Quadで無かったのかも知れない。

やや中域にフォーカスされた中庸な音色。

色付けは少なくすっきりとしている。

他に比べると安価だが、悪くない球。

Shuguang EL34の購入はこちら

結果としては、プリ管の交換に匹敵する程の変化があり、前段球と合わせて少しずつの変化を重ねることで、より自分好みの音色へとベクトルを持っていく事が可能です。

音色の調整こそが真空管アンプの醍醐味では無いでしょうか。