LISTENING JOURNAL
スピーカーのセッティング
過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。
1台31.5kgもあるFOSTEX G1302にCANARE 4S6G/20mを繋いで、あっちの部屋、こっちの部屋へと移動させて、改めて音色の変化を確かめてみたら、スピーカー背後の壁との距離が十分に確保できず、スピーカー側面と左右の壁との距離も圧倒的に不足している狭い部屋で聴いた方が、解像は劣るものの音色が濃く低域に厚みがあった。
背後にカーテンが存在するので、吸音効果を得られているからであろうか、高域に五月蝿いところが無い。
そして、よりニアで聴く分、距離による低域の減退が少なく、音が少しだけ太い。
恐らく多くの人が常用していると思われるボリュームレベルとなる7~8時程度の音量で聴く分には丁度良い。
広い部屋だと9~10時程度の音量で聴いているけれど、ボリュームを上げた分、反響音、反射音が増え過ぎている。
背後がガラス張りなので、高域がやや五月蝿い。
そして、音色が薄く感じられる。
但し、微細信号の解像の良さと透明感は、スピーカー側面と壁との距離を確保出来る方が有利な様である。
更にスピーカー同士の距離を取れる方が、奥行き感を得られ易い。
一方で、極端にスピーカー間を離すと中域が薄まりボーカルの実在感が減退する。
なお、スピーカーの中央に縦に細長い楕円形の音像が定位する点は、部屋の大小によっては異ならないし、スピーカー間にモニターを設置していてもそれが音質へ与える影響は軽微である。
重要なのは、スピーカー側面と壁との距離、スピーカー背後での吸音。
そして、天井面を含めた部屋全体の響きの調整。
これで一定の範囲での濃淡は操れると思う。
部屋の外観を損なわずに出来ることはまだある。