LISTENING JOURNAL

TRIO LS-202入手

· スピーカー · audioman

過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。

次は30cmウーファー搭載のヴィンテージスピーカーを購入しようとしていたが、嫁からSONY SS-G3の重低音が響き過ぎるとクレームが入ったので、30cmを諦めて25cmウーファー搭載のTRIO LS-202を入手してみた。

TRIO LS-202のレビューは以下の通り

1979年に発売されたバスレフ型3wayでALLパルプコーンの名機。

TRIO LS-303(KENWOOD LS-809)、LS-505(KENWOOD LS-990)の系譜から後のTRIO LS-800、LS-1000(KENWOOD LS-1800)の系譜へ移行する間に送り出された戦略モデル。

線は細めだが、全域を通じて明るく乾いた音色で抜けが良く、ボーカルが前に出て鳴りっぷりも良好。

年代の割りには、附帯音が少なくサウンドステージの見通しも良い。

高域は少し硬質でシャンシャン鳴るものの控えめな方。

中域はスムーズで透明感もあるが、SONY SS-G3に比べてボーカルの肉付きや艶がやや薄めに感じられる。

低域は重みに欠けるものの拡がり過ぎることもなく、量感、キレともに良好。

このスピーカーは極めて音場感と音像感のバランス、ユニット同士のつながりに優れており、一聴すれば評判の良さを理解できると思う。

ニアで聴いてもスピーカーの存在を忘れさせる。

ボーカルに線の太さや艶と湿り気、低域に歯切れと重みを求めるならSONY SS-G3の方が向くが、トータルバランスはTRIO LS-202が上と感じる。

SONY SS-G3が国産から半歩欧州寄りの音色付けだとするなら、TRIO LS-202は国産から半歩米国寄りの音色だと云えるだろう。

SONY SS-G3やTRIO LS-202を聴くと、音楽を楽しむのに果たしてこれ以上が必要なのかという気にさせられてしまう。

古いスピーカーだけどそれ位の実力は持っている。

SONY SS-Gシリーズの下位モデルとTRIOがTRIO(国内向け)とKENWOOD(海外向け)の2つのブランドを使い分けていた頃のスピーカーは、ヴィンテージスピーカーの中でも値段が手頃な割りに性能が良く音も良いので、古き良き時代の製品として個人的におすすめ。