LISTENING JOURNAL
DENON PMA-390RE、PMA-1500SE、PMA-2000RE、PMA-SA11比較レビュー
過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。
ONKYOのプリメインアンプを聴き比べたついでに、DENONも改めて比較試聴してみました。
DENON PMA-390RE
やや音素が硬く、音数が少なく音の拡がりにも欠けるが、太めで躍動感のある元気の良い音色で、POPSやROCK系のソースを楽しく聴かせてくれる。
DENONらしい暖色系の音色で艶があり、ボーカル帯が前に出るアンプ一方で、低域や背後に廻る細かい音は不明瞭で存在感が失われている。
ただし、エントリーモデルとしては、出色の出来。
新モデルが出る度に無駄に中古を購入し、何かしらのスピーカーに繋がっている愛着のあるシリーズ。
DENON PMA-1500SE
PMA-390REの上位モデルだけに一聴すれば、音数が大幅に増え音素の拡散性が上昇したのが解る。
音像の滲みも少なくなり、PMA-390REで感じるぼやけた感じが大幅に薄れる。
音素に僅かな丸みがあり、暖色で温もりがあるアグレッシブで活動的な音色。
元気良く押し出るボーカルが特徴的だが、PMA-2000REの様な静けさとしっとりした感じは無い。
また、MARANTZのミスト状に音素が浮遊する比較的自然な空気感とは異なり、厚みのあるフォーカスされた中域に、高域が金属粉の様にきらきら舞う為、僅かな違和感を感じる。
しかしながら、過去に所有していた前モデルPMA-1500AEはその違和感が元で手放したが、後日購入したPMA-1500SEはさほど気にならない程度に抑えられている印象を持った。
押し出しの強さが肯となるPOPSやROCKに向いているコストパフォーマンスの高いモデル。
DENON PMA-2000RE
PMA-1500SEで感じた感じた音素の重み不足を払拭し、静動のしなやかさが増し、実在感が上昇する。
また奥行きが出ており、サウンドステージに拡がりを感じる。
ボーカルの定位も良く音像に立体感が出る。
S/Nが良く、静けさも再現出来るうえ、音楽の躍動感も併せ持つハイコストパフォーマンスなモデル。
熱くウエットな女性ボーカルを中心に音楽を聴きたいなら、2000シリーズはおすすめ。
DENON PMA-SA11
PMA-2000REより重心が低く落ち着いた音色で、一層緻密な解像度を持つ。
色彩の豊かさは変わらないものの、PMA-2000REより僅かに温度が低い為、その分、元気の良さが減退し幾分の躍動感が失われるが、音素の繋がりが滑らかで、上質。
よりサウンドステージに拡がりを感じ、音に深みあり立体感が際立つ。
また、LUXMANやAccuphaseの低グレードモデルでは及ばない圧倒的なスピーカー駆動力を持っている。
価格差を考えるとPMA-2000REのパフォーマンスの高さが印象に残った。