LISTENING JOURNAL

Pioneer M-22購入

· アンプ/CDプレーヤー · audioman

過去のブログから移した記事です。製品・価格・販売状況などの記述は元記事掲載当時のものです。

Pioneer M-22は名機Exclusive M4の流れを汲む1976年に発売されたパワーアンプ。

もうどこの中古オーディオショップで聴いたのかは記憶が無いけれど、足を止めるほど素晴らしい音色だったことはずっと覚えていた。

チャンスがあれば購入しようと考えていたのを思い出した矢先に、オーバーホール済みの比較的綺麗な筐体が見つかった。

トランジスタや電解コンデンサの全交換はもちろんのことその他ほとんどの主要部品を交換済み。

マイラ・セラミックコンデンサも音質的に有利なポリプロピレンコンデンサへ新品交換。

トランスやブロックコンデンサにも手が入っている。

古い性能の劣る部品を現代の部品に残らず置き換えたモノが欲しかったので、好適であった。

この時代の製品は、交換・整備の手間だけで無く入手困難な特性の揃った銘石を手に入れる手間も考えないといけない。

そして、故障すればもう直すことが出来ないと覚悟した方が良い。

Pioneer M-22のレビューは以下のとおり

※オリジナルの音色とは異なると思われます。

A級らしい繊細で滑らかで暖かな音色。

SANSUI AU-D907Fほどの熱気は無いものの透明感があり見通しが良い。

一般的にはAB級より解像度に劣るA級アンプなのに、ROTEL RB-1080と遜色無い解像を持つ。

むしろ中域の解像度はROTEL RB-1080すら凌ぐ。

音素の拡がり、定位の良さ、低域の駆動力、高域の伸びも現代のアンプに劣らない。

コンデンサをニチコンFGにしているからか、もしくは整流ダイオードを当時は存在しないファーストリカバリーダイオードにしているからか、S/Nが高く静かで、音が消え行く様が最後まで聴こえる。

そして高域がしなやかで響きも良い。

ちなみにエラーコレクションアンプをA級動作させているSANSUI AU-D907Fも高熱を発するが、純A級動作のPioneer M-22はそれ以上で、ヒートシンクはやけどする程熱いので注意が必要。

正直、ここまで音が良いとは思わなかった。

オーディオは果たしてどれだけ進化したのだろうか。

自分が生まれる前に発売されたPioneer M-22を眺めながらふとそんな考えが脳裏を過ぎった。

そして、O/H済みのヴィンテージアンプに手を出して、それ以前より遠くの景色が見通せる様になった気がした。