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スピーカー — 国内メーカー

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DENON SC-A77XGM

DENON SC-A77XGM

音が拡がり過ぎる気がする。ラッパ等の管楽器の再現性は上々。

解像力は価格を考えれば、そう高い訳ではない。一聴して、音が暴れ気味だと感じたが、もしかするとそれが自然な姿なのかも知れない。

纏めないという素直さ。DENONのスピーカーは、万人受けするものではないと思うし、なかなか人に勧めにくい。

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DENON SC-T77XG-M

DENON SC-T77XG-M

先程のDENON SC-A77XGMに比べたら、断然聴きやすい。ただ、どうも解像力の点では同価格帯の海外メーカーのスピーカーに一段劣る。

特にこの点がずば抜けて優れているというのは感じないが、普通に良いんじゃないかと思った。国内メーカー製らしい平均点以上の商品。

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DENON SC-CX303

DENON SC-CX303

一聴して、DALI ROYAL MENUET2を意識して作られた様なスピーカーだなと感じる。音色の雰囲気は似ているが、DALI ROYAL MENUET2の方が軽快でかつ音の余韻が続き、一方でDENON SC-CX303には音素に濃さがある。

少々附帯音が多い気もしないでも無いが、中域に一層のコクを求めるならば選択肢の一つに。

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Victor SX-LT55MK2

Victor SX-LT55MK2

国内スピーカメーカービクターの意欲作。ピュアでもAVでもいける。

はっきりとしたボーカル、中高域に特徴のある明るめの音色。高音にきつくなる癖があり、サイズの割に低域の量感は少ないが、それでも十分優れている。

ビクターの底力を感じて欲しい。

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Victor SX-500DE

Victor SX-500DE

見た目同様にふくよかな音色で繊細。低音は若干膨らみ気味であるが、高音はキラキラとした余裕がある。

太目の御姿に、包容力の良さを感じさせ、また国内メーカーでも海外メーカーでもない、他のスピーカーとは一線を画すビクターの特徴が音色にも良く出ている。

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Victor SX-M3

Victor SX-M3

音素の拡散性に優れており、金管楽器の実在感には目を見張る。中高域、特に高域が一段と素晴らしく、きつくなるかならないかの難しい所でバランスを取っている為、人によっては気になる方もいるかも知れないけれど、高域の再現性を上昇させればさせるほど程、きつさを伴ってしまうものなので、あえて踏み込んだ姿勢は評価に値する。

全体としてのバランスも良くコストパフォーマンスにも優れる。質の良い高域を楽しみたい方にお勧めしたいスピーカー。

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Victor SX-WD500

Victor SX-WD500

音素の拡散性が良く、エッジは丸みを帯びている。 ウッドコーンを生かした柔らかい温もりを感じる音色。

若干、楽器的な色彩を持つ。 ウッドコーンのある種独特な音色と国産スピーカーの持つ生真面目さを高いトータルバランスの基に掛け合わせた安心してかつ心地良く聴けるスピーカー。

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Pioneer S-A77TB

Pioneer S-A77TB

ビクターと共に気を吐く国内スピーカーメーカーパイオニア。LT55MK2と比較すると、荒っぽさを感じるガッツリとした音。

ロックならこちらの方が相性良いと思う。同じくAV用スピーカーとしても対応出来る。

ポテンシャルの持ち主。

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Pioneer S-A4SPT-PM

Pioneer S-A4SPT-PM

スピーカは小型なのに、スケール感の大きさが特徴的。若干アコースティック向きだが、この大きさでよくぞここまで鳴るなぁといった感じ。

コンパクトなオーディオを目指す方には最適。価格からしても出来は良い。

ただ、倍の価格帯に匹敵するかと聞かれれば、それは高望みな気がする。同社のデジタルアンプ等との組み合わせは、一層このスピーカの良さを引き出している模様で、デジタルアンプの特徴である小音量時の音痩せが無い点が魅力的だ。

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ONKYO D-412EX

ONKYO D-412EX

DENON PMA-2000SEとDCD-1650SEという色彩豊かな濃いめ音色を持つ機器と組み合わせて聴いても、音色がモノクローム気味になるONKYOらしいスピーカー。 価格を考慮すると精緻な解像力でボーカル帯の表現力に長ける点は、D-312Eを彷彿とさせる。

音素に重みがあり、低域はずっしりとしていて、高域は硬めで自己主張が強い。 制動力に欠けるアンプだと音像が滲み、低域のキレを引き出せない為、同社のデジタルアンプを使用するのが無難。

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KRIPTON KX-3

KRIPTON KX-3

澄み切った音色。クリアでボーカル帯が自然と浮き上がってくる。

肌理が細かく滑らかで艶も十分、そして筆舌し難い程の透明感。それまで聴いていたMONITOR AUDIO BR2がそれはそれは曇って聴こえた。

MONITOR AUDIO GS10を思い出す、雑味を取り払ったクリスタルの様な音色。価格だけの価値を感じるスピーカー。

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YAMAHA SOAVO-1

YAMAHA SOAVO-1

英国系のスピーカーを好む私は、最近のYAMAHAのスピーカーなんてと知らず知らず軽く見ていた。驚いた。

リアルな女性ボーカルに、はっとし足を留めたそのスピーカーがYAMAHAだったのだ。YAMAHA(ヤマハ) Soavo-1、最近発売されたらしい。

ペアで30万位だが、値が下がってきたら、なかなか侮れない存在になるだろう。英国系のスピーカを感じさせる音色だが、それよりも一段と自然さを感じさせるよりリアルな音色。

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YAMAHA SOAVO-2

YAMAHA SOAVO-2

同社soavo-1を聴いた時とさほど変わらない印象を受けた。爽やかで優しくすっきりとした音色。

あまり特徴という物を感じない、素直に良いスピーカー。ボーカルに聴き応えがある。

ただ、soavo-1を聴いた時の様な音色にほとんど特徴を感じないけれど良いという、逆から捉えてみると、特徴の無さに優れた点を見出した所が大きく薄れた感じがする。偏りの無さを長所にしてしまうだけの存在感には少々欠ける。

なので、出来ればsoavo-1を狙いたい。

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YAMAHA Soavo-900

YAMAHA Soavo-900M

若干繊細で、音にコシが欲しくなるきらいがある大変軽やかな音色。ボーカル帯の再現力が良好。

薄味の素材で勝負する感じの音色だが、余りにさっぱりしていて深みに欠ける所も感じる。音楽を飽くまで軽く聴き流したい人に向くかも知れない。

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FOSTEX G1300

FOSTEX G1300

やや腰高ではあるけれど、好感の持てる独特の音色。 中域に濃さがあり、音色が透明でホログラフィックな傾向を持つ。

また、繊細かつ高解像な高域、量感はブックシェルフの限界を感じるものの質の良い低域と価格を裏切らないものが有る。 そして何より、音像の立体感が素晴らしい。

この点は、他のブックシェルフでは感じた事が無い程のもの。 FOSTEXにしか出せない音色を高い次元で再現するスピーカー。

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FOSTEX G1300MG

FOSTEX G1300MG

FOSTEX G1300MGの後継機。 色付けの少ない高解像度モニター系でありながら、聴き疲れを感じさせない音色。

音離れ良く澄んだ高域と全域の繋がりの良さ、音像の立体感に優れる点が非常に魅力的。 前作FOSTEX G1300においてアナログライクさを演出していた木質な響きがやや減退し、中域が幾分すっきりとした印象を受けるも、僅かにしっとり感があり、より高品位。

低域の量感は、相変わらず控えめで、かつドライブすると本領を発揮する一面を持つスピーカーなので、普段より音量を上げる必要が出てくるかも知れない。

まずYAMAHA A-S2000とDENON DCD-1650SEで試聴したが、綺麗過ぎるほど透明感のある綺麗な音色が出て驚く。

それから、アンプをYAMAHA A-S2000からONKYO A-5VLに変えると、FOSTEX G1300MGから発せられる音素の数が一気に減少した様に感じられるものの、一応は鳴ってくれたので、ONKYO A-5VLとMARANTZ SA-15S2の組み合わせで聴いてみるが、無機質平坦なONKYO A-5VLと色付け、歪みの少ないモニター系スピーカーでは相性が悪いらしく、凹凸の少ない面白みに欠ける音色になってしまった。

しかしながら、逆にアンプやCDプレーヤーの特徴を如実に反映するFOSTEX G1300MGの気性の良さが垣間見えて好印象。

またLUXMAN L-505uXでは、メリハリのある躍動感と音素の拡がりに、質感は高いもののややまとまり過ぎている感のあるYAMAHA A-S2000には無い良さを感じた。

次にONKYO A-5VLでも鳴るのだから、真空管アンプでも鳴るだろうと、TRIODE TRV-35SEとTRIODE TRV-88SEで鳴らしてみる。 どちらもFOSTEX G1300MGが鳴ってくれている感が強いが、TRIODE TRV-35SEの繊細さで柔らかいどちらかと言えば、トランジスタアンプ寄りの音色で高域の透明感を生かしたセッティングが好みに合った。

球違いのTRIODE TRV-88SEは、低域の量感と躍動感に優れるが、音色にやや混濁した感が生まれたので、聴くジャンルを選ぶかも知れない。

ドライブされると凄まじい音色が出せる極めてグレードの高いスピーカーだけれども、あえて鳴ってもらう使い方をしても、十分に優れた特性に浸れる。 高価格だけれど安いと思える、純粋に欲しいと思った素晴らしいスピーカー。

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FOSTEX G1302

FOSTEX G1302

音素が緻密で高解像度でいて、僅かにアナログライクさを感じさせてくれる温かみがある。 また、アンプやCDプレーヤの素状を素直に再現してくれるスピーカーでかつ音像の立体的な再現性に優れる。

ユニットメーカーが送り出した高級スピーカーだけあって、音色に伴う品位の高さは見事。 オールジャンルで安心して聴ける抜群のコストパフォーマンスを誇るmade in japanの名スピーカー。

FOSTEX G1300とG1302の比較レビューは以下のとおり。

FOSTEX G1302はやや重心の高いFOSTEX G1300に低域専用ウーファーを追加して、音の重心を下げ、低域の存在感を加味した各帯域のバランスに大変優れたスピーカー。 高域・中域・低域の全ての帯域での解像度が高く、かつその繋がりが自然で一体感がある。

解像する低域に、かつて聴いたDYNAUDIO EXCITE X16を想い起こした。

音色は双方同傾向で、女性ボーカル帯から高域に掛けては、ほぼ同等の音質を持つが、FOSTEX G1302はFOSTEX G1300に比べると高域の主張が控えめで、FOSTEX G1300の方がソリッドで麻薬的。

しかしながら、両方持っている人で無いと解らない位の違い。

そして、低域の量感がある分FOSTEX G1302の方がFOSTEX G1300より少しだけ温かみのある音色に感じられる。 また、低域がしっかりした分、定位が更に上昇している。

アンプに駆動力を要求するFOSTEX G1300に比較するとFOSTEX G1302は随分と鳴らし易い印象。 FOSTEX G1302は、小音量でもしっかりと低域が出るので、深夜の小音量再生にも耐える。

初代Gシリーズは、日本的な完成された美しい音がするスピーカー。 個人的には銘機だと言いたい。

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FOSTEX GX100

FOSTEX GX100

FOSTEX G1300の下位モデル。低価格でコストパフォーマンスに優れる。

基本的には同ベクトルの音色だが、音像の立体感が減退して、よりすっきりとした印象を受ける。 筐体の大きさから低域はあまり出ない。

中高域の音質が優れている為、より低域の物足りなさが目立つ。メリハリ調で、寒色の音色。

同価格帯の他社スピーカーに比べると解像度が高く、精緻。幾分の温かみは感じられる巷での評価の高いスピーカー。

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FOSTEX GX103

FOSTEX GX103

FOSTEX GX100の上位細身のトールボーイ。 GX100で不足していた低域の量感が控えめではあるものの改善している。

上から下までの繋がりと中高域の再現性を中心とした音色のバランスに優れ、良い意味での国産メーカーらしい高いクオリティを持つ。 寒色で中高域の解像度も高めであるが、硬質感はあるものの音素に幾分の温かみがあり、エッジに若干の丸みを帯びる為、ゆったりと安心して聴ける。

価格も抑えられていて、ハイコストパフォーマンスなおすすめの逸品。

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FOSTEX CW200A

FOSTEX CW200A

2chオーディオにサブウーファーを導入することはどちらかというと否定的であったけれど、FOSTEXが10月1日からスピーカーを始めとする75機種を値上げするらしいので、一度使ってみたかったFOSTEX CW200Aを購入してみた。

このFOSTEX CW200Aはオーディオ用途で使用しているユーザの評価がべらぼうに高いので、ずっと気になっていたのである。

サブウーファー導入前は、低域と中域の繋がりの違和感や低域の遅れ、低域の音質悪化、音像定位の悪化を心配していたのだけれど、実際に使用してみると、スピーカーが出せない帯域での低音の存在や低域を含む中高域のリアリティの向上、音に厚みが加わったことを実感できた。

FOSTEX CW200Aは密閉型のオーディオ用途に向く低域を持ったサブウーファーなので、緩くて下品な低域を出さずにキレがあり、主張が少なく、あくまで黒子に徹する控えめな存在である。

そして、自分が思っていた以上にコストパフォーマンスが高かったので、上位のFOSTEX CW250Aを購入しておけば良かったと後悔するくらいだった。

ただし、密閉型だけあって、量感を出せないので、映画鑑賞に使用する場合は、不満が出る可能性がある。 この点は、是非留意して欲しい。

設置場所によって音像がサブウーファー側に少し引っ張られたり、クロスオーバーやボリュームの設定によっては、低域が中域に被って透明感が減退したりするので、セッティングには気を使うけれど、必ずその部屋に適合するベストなポジションとセッティングがあるので、追い込んでいけば、価格以上の満足感を与えてくれるだろう。

個人的には、曲ごとの細かな調整が可能な様に時期モデルで良いからリモコンを付けて貰いたいが。

FOSTEX CW200Aは、高級ブックシェルフスピーカーとサブウーファーの組み合わせが価格対効果の非常に高い一つの完成系に成り得るかも知れないと感じさせてくれる納得の品。

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SONY SS-G3

SONY SS-G3

1977年に発売された密閉型3wayで、名機SONY SS-G7の末弟。 SS-Gシリーズ(1桁の国内モデル)唯一の密閉型。

鳴りっぷりが良くボーカルが前に出て、ジャンルかつ録音の新旧を問わず聴かせる懐の深さがある。 中域は丸みがあり、暖かいものの少しもやつく。

高域は控えめだが、大音量時にやや暴れを感じるのはこの時代のツィーターの性能限界か。 低域は歯切れと解像力があり、重低域も感じ取れる。

ただし、個人的にはもう一段の下への伸びが欲しい。 また密閉型なので、駆動力のあるアンプを組み合わせないと低域の量感に不足を覚えるかも知れない。

ALLペーパーコーン型の聴き疲れしない日本的な美音が魅力で、定位を売りにするだけあって、3wayだがニアで聴いても音像がぶれず、まとまりが良いので、狭い部屋でも安心して聴ける。 メインシステムで使用しているFOSTEX G1302と似た所を目指している音創りを感じる。

ちなみにFOSTEX G1302と比べるとSONY SS-G3の方が濃い色付けでゆったりめ。 ボーカルがピンポイントで幻影的に浮かび上がるFOSTEX G1302とは異なり、SONY SS-G3は音の厚みと強いコントラストでボーカルに実在感を与えている。

良い意味でSONY SS-G3は古いオーディオの音がする。 解像度の高さや高域の伸び、音素の拡がり、静けさはFOSTEX G1302が圧倒的。

低域の量感はほぼ同等。 低域の力強さはFOSTEX G1302が上で、逆にSONY SS-G3には弾む感じがある。

体感ではFOSTEX G1302の方が低域に重みがある為、随分と印象が違う。 SONY SS-G3はウーファーのマグネットがアルニコなので、さすがに経年劣化が避けられないだろうから、手負いの状態だと思われる。

この音を聴くとFOSTEX GシリーズとSONY SS-Gシリーズの音色と音質が重なった所に理想がある気がしてくる。

SONY SS-G4

SONY SS-G4

サブシステムはTRIO LS-202ばかりを使用していて、低域の量感の物足りなさからSONY SS-G3の使用頻度が著しく低下していたので、SONY SS-G4を購入した。 密閉型のSONY SS-G3に比べるとバスレフ型のSONY SS-G4は低域の量感が稼げ、スケール感が向上する。

高域の分解能もSONY SS-G4が勝る。 一方でSONY SS-G3は筐体の大きさの割り低域の量感に欠けるが、小型ブックシェルフを鳴らしているかの如きまとまりの良さがある。

また密閉型のSONY SS-G3の方が低域の階層表現力に分がある。 総合的に勘案するとSS-G4の方が評価が高いのも頷ける。

TRIO LS-202とSONY SS-G4を比較すると、全域に渡り乾いた音色のTRIO LS-202と中域がやや湿っていて若干太く、甘さのあるSONY-SS-G4では狙いが大きく異なっている為、どちらが良いかは好みによるところが大きいだろう。

抜けの良さ、見通しの良さはTRIO LS-202が上、中域の張り出し、高域の歪みの少なさはSONY SS-G4が上。

狭い部屋に置くスピーカーとしては、25cmウーファーが丁度良く、高解像を求めないのであれば、TRIO LS-202とSONY SS-G4でも十分に良い音色が聴ける。

TRIO LS-202

TRIO LS-202

1979年に発売されたバスレフ型3wayでALLパルプコーンの名機。 TRIO LS-303(KENWOOD LS-809)、LS-505(KENWOOD LS-990)の系譜から後のTRIO LS-800、LS-1000(KENWOOD LS-1800)の系譜へ移行する間に送り出された戦略モデル。

線は細めだが、全域を通じて明るく乾いた音色で抜けが良く、ボーカルが前に出て鳴りっぷりも良好。 年代の割りには、附帯音が少なくサウンドステージの見通しも良い。

高域は少し硬質でシャンシャン鳴るものの控えめな方。 中域はスムーズで透明感もあるが、SONY SS-G3に比べてボーカルの肉付きや艶がやや薄めに感じられる。

低域は重みに欠けるものの拡がり過ぎることもなく、量感、キレともに良好。 このスピーカーは極めて音場感と音像感のバランス、ユニット同士のつながりに優れており、一聴すれば評判の良さを理解できると思う。

ニアで聴いてもスピーカーの存在を忘れさせる。

ボーカルに線の太さや艶と湿り気、低域に歯切れと重みを求めるならSONY SS-G3の方が向くが、トータルバランスはTRIO LS-202が上と感じる。 SONY SS-G3が国産から半歩欧州寄りの音色付けだとするなら、TRIO LS-202は国産から半歩米国寄りの音色だと云えるだろう。

SONY SS-G3やTRIO LS-202を聴くと、音楽を楽しむのに果たしてこれ以上が必要なのかという気にさせられてしまう。 古いスピーカーだけどそれ位の実力は持っている。

SONY SS-Gシリーズの下位モデルとTRIOがTRIO(国内向け)とKENWOOD(海外向け)の2つのブランドを使い分けていた頃のスピーカーは、ヴィンテージスピーカーの中でも値段が手頃な割りに性能が良く音も良いので、古き良き時代の製品として個人的におすすめ。

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